エレジー

またちょっと旅行に出ていたりしていたので、久しぶりの更新です。


ベネロペ・クルスの美しさと、ベン・キングズレーの渋い演技が味わえる映画「エレジー」を観ました。


セクシュアルなテーマの著作が話題を呼び、テレビにも出演する有名人である、ベン・キングズレーが演ずるデヴィッド・ケペシュは50代の大学教授。若い頃の結婚を人生の過ちと言い、自由な恋愛を楽しんでいる。一方、ベネロペ・クルスが演ずるコンスエラ・カスティーリョは、キューバ移民の家庭に育ち、弁護士事務所で秘書をした後、大学に入学した、20歳前後の大学生。コンスエラがデヴィッドの授業をとっていたことをきっかけに、二人は出逢い、デヴィッドはコンスエラの美しさに惹かれ、やがて愛に結ばれる。
しかし、30歳もの年齢差のカップルの関係は、やがて綻びを見せ始める。若いコンスエラが自分を愛し続けることを信じられず、また受け止めきれないデヴィッドは、やがて二人の関係を続けることに臆病になり、別れを決断。二人は別れることに。
それから二年後、全く連絡のなかったコンスエラから突然の電話を受け取ったデヴィッドは、二年ぶりにコンスエラと再会。そのときにはコンスエラは、恐ろしい病に冒されていた…


なんか50代の男性と20代の美女との熱い恋愛という、こんなの本当にあるのかなぁというストーリーが、ちょっと男の夢チックで、つい冷静に観てしまったりするのだけれど、この映画を観て自分は、いくつになっても恋愛できるのっていいなぁと思うとともに、たとえ歳が離れていたとしても、愛しているときには愛しているってはっきり言おう、という教訓を得ましたね。
でも奔放な恋愛経験を有するデヴィッドが、病に冒され美しさを失おうとしているコンスエラを愛していることに気付き、生まれて初めて本当の愛に目覚めて終わるラストが、愛について深く考えさせられるドラマでした。