経営はロマンだ!

ヤマト運輸で宅急便を始めた小倉昌男氏の、日本経済新聞連載「私の履歴書」をまとめた本「経営はロマンだ!」を読んだ。


赤字必至と言われていた「宅急便」というサービスを新たに初め、運輸省や郵政省といった官庁の抵抗と闘いながら成功させた、起業家精神あふれる経営者であり、ヤマト運輸を引退した後は、私財を投じて、障害者の自立と社会参加への支援に取り組んだ、小倉昌男氏の人生の回想録。
小倉氏の志の高さと、官との抵抗にも徹底的に闘い続ける気力、そして高い倫理観には、心打たれる。
起業家や経営者、その他世の中を変えるようなリーダーになりたい方には、ぜひ一読を薦める。

参考:小倉氏が起業家を目指す若者に向けて語ったと言われる言葉


同じ小倉昌男氏の本「経営学」についても、いずれ読もうと思う。

小倉昌男 経営学

小倉昌男 経営学


PS
ところで、「宅急便」開始から成功までの道のりを読んで、ビジネススクール留学時代に聴いた、同じく物流サービス事業であり、当初成功は無理だと言われていた、FEDEXを開始し、成功させた起業家の話が思い起こされました。
(「宅急便」のように、官の抵抗にあったかどうかはよく知りませんが、こちらの方が、航空機を活用した国際物流サービスで、スケールははるかに大きい)