赤い風船|白い馬

シネスイッチ銀座で公開中の映画「赤い風船」「白い馬」を観た。
赤い風船」は、1956年にカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した作品。
白い馬」は、1953年にカンヌ国際映画祭でグランプリに輝いた作品。
いずれも不朽の名作である。


まず、最初に観たのは「白い馬」。
「白い馬」は、草原に棲む野生の白い馬と少年が、心を通わせてゆく物語。
自分は、白い馬に感情移入して、最後は、悲しくならずにいられなかった。


次に観たのが「赤い風船」。
「赤い風船」は、空に浮かんでいた赤い風船を見つけた少年が、その赤い風船と交流を深めていく物語。
こちらも、ファンタジスティックで、最後に心温まる作品だったが、自分は、「白い馬」を先に観て、その印象があまりに大きかったせいか、それがどうしても心に残っていて、「赤い風船」の世界に深く入り込むことができなかった。


両映画のウェブサイトでは、「赤い風船」の方が大きく採り上げられているが、自分的には、「白い馬」の方が、心に刺さる作品だった。
いずれにしても、どちらも、よくこんな映画を撮れたなぁ、と思う、いい作品である。


ときどき、こういう映画を観て、童心を思い起こすことが、人生には必要だと思う。