気分転換の旅(3)銀山温泉編その1

旅の3日目、7/21(祝)は、山寺から、山形を経由して、「おしん」のロケ地でもある、大正ロマンの風情あふれる銀山温泉に向かう。

泊まったペンションの朝食。久しぶりに朝から充実した食事をとった。


ペンションからの眺め。昨日あんなに高い所まで登ったんだ〜と改めて実感。
昔の人はよくあんな高い所にお寺を建立したものです。
(今も山伏が修行しているらしい)


山寺を去る前に、名物「力こんにゃく」を食べる。本来、山寺の階段を登る前にこれを食べて力をつける、というものらしく、既に登った後で今頃食べても意味がないような気もするが、まぁとりあえず、名物は食しておくか、ということで。
食べてみると、普通の醤油味の玉こんにゃくでしたが。。


風情あふれる山寺駅


ここから電車に乗ってひとまず山形へ。
山形は仙台と全然違って、同じ県庁所在地なのにこんなに小さい地方都市なの〜、って感じで駅前もちょっぴり寂しい。
とりあえず駅前を散歩したり、駅に隣接していた山形県の産業展示館などを観て過ごす。


そんな感じで山形見物をした後、奥羽本線に乗って、銀山温泉行きのバスが出る大石田駅まで向かう。
山形を出ると、単線で、水田に囲まれた沿線の風景の中を電車はゴトゴトと走り、いかにもローカル線な感じ。
あまりにのんびりしていて、ついつい電車の中で眠ってしまったら、電車を一駅乗り過ごしてしまった。
田んぼのどまん中の無人駅で、戻りの電車に乗るのに、2時間待つハメに。。ちょうど読みかけの本を読みながら時間をつぶす。

そんなこんなでやっと大石田駅に到着。銀山温泉行きのバスが来るまでしばらく時間があったので、駅で遅い昼食をとりながらのんびり過ごす。

駅の蕎麦屋で食べた、げそ天板蕎麦。行くまで知らなかったが、蕎麦は山形県の名物らしく、本格的な十割蕎麦がこんな駅の蕎麦屋で食べられるとは思わなかった。嬉しいサプライズ。

蕎麦もげそ天も美味で、十分に味を楽しめた。


そんな感じで待ち時間を過ごした後、銀山温泉行きのバスに乗る。バスも温泉の雰囲気に合わせてレトロである。


バスに乗って揺られること約40分。ようやく銀山温泉に到着〜!


まるで映画のロケ地のような、大正ロマンの風情あふれる温泉街。


この日宿泊した旅館「昭和館」。


ここの旅館は、銀山温泉の中では唯一、一人でも快く宿泊の予約を受け付けてくれた宿でした。一人旅で銀山温泉を楽しみたい人にはお薦めです。

部屋もきれいで落ち着きのある川辺の部屋で、なかなかよかったです。


部屋でしばしのんびりくつろいだ後、温泉に入浴。旅の疲れをとってホッとする。

温泉を楽しんだ後は、部屋で夕食。地元の食材を使った和食で、いろいろな料理が出てきて、味もなかなかよかった。^^
さすが「味とまごころの宿」というだけの内容だったと思います。

山形牛のローストビーフ。美味しかったです。


夕食の後は、温泉街を散歩。夜の温泉街も風情があってとてもいい雰囲気。


散歩を楽しんで部屋に戻ると、部屋に布団がしかれていて、こんなしおりが置かれてました。
こういう心遣いもうれしいですね〜


寝る前にもう一度温泉に浸かって、就寝。
すっかり旅の疲れもとれて、のんびりくつろげた滞在でした。