孤高の挑戦者たち

某起業家さんのお誘いで、この夏最後のBBQパーティーに行ってきました。
三陸直送の新鮮なホタテ・牡蠣・ホヤなど、新鮮な海の幸を贅沢に楽しみました。


女性の浴衣姿も多く見られ、最後の夏を満喫しました。
(と言っても私自身は今のところ9月・10月にも南の島に行く予定なので、私の中ではまだまだ夏は続きがあるのですが)


夜は、「ウェブ進化論」や「ウェブ時代をゆく」などの著書で有名な梅田望夫氏が座右の書としているという、今北純一氏の「孤高の挑戦者たち」を読みました。
読み始めたら止まらなくなり、一気読みしました。

孤高の挑戦者たち―バッテル研究所‐現代のピタゴラス集団

孤高の挑戦者たち―バッテル研究所‐現代のピタゴラス集団


この本は、1929年に米国で設立された、非営利の技術研究開発機関であり、(現在はどうかよくわかりませんが)著者によれば、独立かつ中立で世界最大のシンクタンクとも表現することができるという、バッテルという研究機関のジュネーブ研究所に、研究員として所属していた、今北純一氏による、当時バッテルのジュネーブ研究所に所属していたプロフェッショナル達との出会いの記録です。
(ちなみに、余談ですが、私も、米国のビジネススクール留学時代に、バッテルの研究所の一つであるPacific Northwest National Laboratoryの研究成果の商業化プラン作成プロジェクトに携わったことがあります。もっとも、その時は、著者と違って期間も短かったせいか、研究員の方々のプロフェッショナリズムの奥底までは窺い知ることまでには至りませんでしたが)
著者がバッテルにいたのは、1977年〜1981年ですが、その当時のヨーロッパにおいて、既に、本書に紹介されているようなプロフェッショナリズムを突き詰めた、それでいて個性豊かな人たちがいたことに、心を動かされる書物です。
プロフェッショナルとしての生き方を突き詰めていくと、どうしても、難しい戦いに挑まざるをえなくなりますが、私も、この時代から既にこのような生き方をしていたプロフェッショナルがいたことを胸に、強くしたたかに生きていきたいと思います。
参考:本書に触れている梅田望夫氏のエントリー)